この手のファンタジーの決め手は「必然性」と「動機付け」だと思います。
なぜ主人公は世界を救わなければならないのか?
なぜ主人公は自分の命の危険まで冒してまで世界を救おうとするのか?
この2つが丁寧に、かつ無理なく練られている作品は往々にして面白いです。
この作品のように現実世界から異世界へ迷い込む感じの作品には、
「異世界」側がなぜ存在しているのかを観客にスムーズに伝えなければなりません。
しかもその異世界は主人公が迷い込む以前からずーっとそこに存在していたわけですから、
その世界観が成熟してなければ現実味がありません。
この作品はそんな必然性が弱く、また主人公の動機付けもあいまいです。
主人公が異世界に迷い込む必要性もあまりなく、あれよあれよと話が進んでいきます。
勝手に進んでいくロール・プレイング・ゲームみたい。
主人公は「見習い勇者」(だっけ?)として剣を手に入れます。その剣には特殊な能力があるのですが、
まるで漫画「YAIBA」の主人公が持つ剣のような展開を期待するも、まったく活用されず。。
というか、剣を有効に活用する場面(敵を遭遇する、など)が圧倒的に少なく、
「こりゃ別にこの剣、いらなかったんじゃ・・・」と思ってしまいます。
やはり勇者となり、剣を手に入れたからには「なぜ主人公は勇者でなければならなかったのか」を
はっきりさせてほしかったです。
ブレイブ ストーリー 特別版
出演: 松たか子, 大泉洋 監督: 千明孝一










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